那須湯元温泉近く、殺生石や茶臼岳。
茶臼岳は秋の紅葉が素晴らしい。
殺生石にはなかなかに面白いエピソードがある。
写真は以前行った時のものだが、ごっちゃになっているのもあるかもしれない。
栃木県那須湯元温泉近くの茶臼岳
上の写真は茶臼岳。
例年、10月10日くらいには、紅葉で真っ赤になる。
栃木県那須湯元温泉近くの殺生石
遠めに見ると、彼岸花に見える。
実は、お地蔵さん。
殺生石のところに無数においてある。
殺生岩とお地蔵さん
この殺生岩のお地蔵さん、千体地蔵というそうだが、この千体地蔵には面白いエピソードがあるようだ。
国に「ストップ!お地蔵さん」といわれたとか。
もともとは平和への願いを込めて作られているとのこと。
5月第4日曜には「千体地蔵開眼供養」という行事が行われる。
ほかにも殺生石には九尾の狐の伝説がある。
というか、こちらが殺生岩の名前のいわれ。
九尾の狐伝説
妲己(だっき)となって殷の殷王朝の最後の王、紂王(ちゅうおう)を惑わせた妖狐九尾の狐は、西域インドの耶竭陀(まがだ)国の王子、班足(はんぞく)太子の華陽夫人として再び現れる。
班足太子も、華陽夫人に操られ、 千人もの人々を虐殺する悪逆無道な政治を行ったが、正体を見破られ、北の空へ飛び去って行った。
と、この九尾の狐が、日本までやってきた。
で日本にきた九尾の狐は「玉藻の前」として鳥羽上皇の寵愛を受ける。
が、陰陽師安倍晴明によって正体を見破られ、数万の軍勢によって攻められ石となった。
その後も毒気を撒き散らし悪行を繰り返したが、至徳2年(1385年)に玄翁和尚によって打ち砕かれ、そのかけらが全国3ヶ所の高田と呼ばれる地に飛散した
という話。
「毒気」ってのは、火山性の有毒ガスのことだろう。
ちなみに、今年(2022年)3月5日この殺生石が真っ二つに割れてしまったのだそうだ。
殺生石の見学は、風の無い日は要注意。
火山性のガスがいまだに吹き出ているので、ゆっくりしてると、気分の悪くなる人も居るみたい。
日帰り温泉と足湯もあるよ
殺生石近くには、鹿の湯という日帰り温泉と足湯が2箇所ある。
鹿の湯の日帰り温泉は有料だが、足湯は無料。
10月中旬は紅葉がきれいな季節になるが、結構寒いので、長袖のダウンかなんかの防寒具を持っていったほうがいい。
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