高田城址公園といえば春の夜桜が有名だが、蓮の花も見事だ。
高田城址公園の蓮は、高田城を取り囲む堀にびっしりと植えられている。
戊辰戦争や凶作により貧窮した高田藩の財政を立て直すため、外堀にハスを植えレンコンを育てたことがはじまり。
高田城址公園の蓮の歴史
高田城址公園の蓮の始まりは、戊辰戦争後と比較的新しい。
明治4(1871)年、戊辰戦争と大凶作による財政難に苦しんだ高田藩の大地主・保阪貞吉(初代の津有村長)が、自費で高田城の堀にレンコンを植えたのが始まり。

観賞用じゃなくて食べるためのレンコンだったんだ…。

昭和37(1962)年までお城の堀からレンコンを取って食べてたらしいよ。
昭和28(1953)年、蓮の研究家・大賀一郎博士が高田城址公園を訪問。
「蓮池の規模の大きいことは世界でもまれで、特に紅白入り交じっているのは珍しい」といったのを聞いた聞いた市民が“東洋一”と語り伝えて現在に至る。
その後、昭和58(1983)年は、東京大学農学部の北村文雄教授より新種の蓮12種類が寄贈され、西堀北側の観蓮園でそれらも観ることができようになった。
高田城址公園の蓮を見るなら午前中がおすすめ
高田城址公園の蓮見ごろは7月下旬から8月中旬。
午前中早朝から花が開き、昼頃には花が閉じることが多い。
開花日数によって、蓮の花が開いている時間が違うのだそうだ。
【ハスの開花】
●1日目:午前5~6時ころから、1分間で2ミリくらいの速さで開き始め、3センチくらいまで開いてから、午前8時ころに閉じます。
●2日目:午前1~2時ころから開き始めて、午前7~9時ころまでにお椀状に開き、昼ごろまでに閉じます。
●3日目:午前1~2時ころから開き始めて、午前9~10時ころまでに完全に開きます。午後は半開きとなり、そのまま、その日は終わります。
●4日目:夜中から開き始めて、午前6時ころには完全に開きます。その後、花びらが落ち始めて、午後には花がなくなるといわれています。午後も開いている花は、その日が最後の日です。
https://niigata-kankou.or.jp/event/2322

開花の最終日に一番長く花が咲いているんだね。
外堀19ha(東京ドーム4個分)を埋め尽くすハスは、美しさ、規模ともに東洋一とうたわれてる。
7月下旬から8月の見頃は午前中。
高田公園の駐車場は 第1~8駐車場とあり約530台の駐車ができる。
第45回高田城址公園観蓮会
毎年行われれる「高田城址公園観蓮会(令和2年「上越はすまつり」の名称を「高田城址公園観蓮会」に名称変更)」2025年の開催はまだ日程が未定。

昨年2024年は市内色々なイベントが行われたようだが今年はどうなるんだろう?

オープンカーで市内をめぐるイベントなんかもあったらしいよね。
レンコン尽くし「蓮の御膳」はいかが
蓮根を使った7.8月限定の料理がレンコン尽くしの「蓮の御膳」。
高田ターミナルホテルの「旬魚料理と地酒の店 大黒屋」で食べることができる。
(昼)11:30~14:00/(夜)17:00~21:30
1日 限定10食、2750円

高田城址公園で蓮を見た後に「蓮の御膳」って粋かも
高田城・高田城址公園へのアクセス
公共交通機関・・・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン高田駅から徒歩20分

高田駅は雁木を意識したデザインで建てられてるんだよね。

夏休み期間:7月18日~8月31日ならJR東日本の「えちごツーデーパス」がおすすめ。
連続する2日間おとな 2,800円・こども 1,400円でえちごトキめき鉄道やほくほく線などが乗り放題になる。
購入はJRの駅や旅行会社で受け付けてるよ。
自動車・・・上信越自動車道上越高田ICから県道85号を経由し、県道579号を高田公園方面へ車で4km、または北陸自動車道上越ICから国道18号を経由し、県道38号を高田公園方面へ車で6km。
桜の時期と違って、高田公園内の駐車場が利用できる。
駐車場は 第1~8駐車場とあり約530台の駐車が可能。
問い合わせ先 025-543-2777
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