現在TVで放映中の下町ロケット「ゴースト」、経理担当殿村さんの実家が、燕三条の農家。
この殿村さんの実家の農業が、物語のキーポイントなのだが、この設定、新潟県民としてはツッコミどころが満載だ。
そもそも、なぜ、燕三条が舞台なんだろ?
原作では
原作の下町ロケットゴーストでは、殿村さんの実家は「栃木県鬼怒川」。
なぜ、そこに新潟がロケ地になる?
原作では、この後、殿村さんの実家が水害を受けて、大被害を受ける。
燕三条はこの条件にはあっている土地柄で、昔から水害が多いのは確からしいけど。
燕三条の売りは金属加工なんだけど
大体、燕三条は、コメどころというよりは金属加工が有名なところだ。
もともとは、釘の生産が江戸時代から有名だった。
明治時代は「銅」の加工。
今は、ステンレスや金属食器等の生産が盛んだ。
中には、ノーベル賞授賞式の晩餐会に用いられるカトラリーの製造を手掛ける世界的にも有名なメーカーもある。
ペンチや爪切りで有名なマルト長谷川工作所(KEIBA)等も燕三条になる。
農業の町というより「物作りの町」。
新潟のコメ作りというなら、魚沼や十日町だと思うんだけど。
裸足で田んぼに入るとヒルに食われる
裸足で田んぼに入って、田植えをするシーンがあったけど、あれも、裸足で春の田んぼに入ったら、ヒルにくっつかれる。
さらには、田植え機が壊れて、手で苗を植えて、植えた苗が曲がっていた。
あれも、あたりまえで、田植え機があまり普及していなかった頃は、はしごを6角形につないだような型わくを転がして、苗を植える場所に跡をつけて、田植えをした。
だから、植えた跡が曲がらない。
何の道具もなしに、素人が、まっすぐ植えるのは無理。
玄人の農家でも無理。
さらに稲刈りシーン。
部長!ベストとワイシャツでは、とても稲刈りは無理です!
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