伊豆の帰りに、沼津港深海水族館シーラカンスミュージアムへ立ち寄った。
沼津港深海水族館は「深海生物をテーマにした水族館は世界初」の水族館。
そして、「世界で唯一のシーラカンスの冷凍個体を展示している」水族館。
いやーロマンだよね。
深海って。
TV放送のご案内
4月23日（土）21：00～日本テレビ「1億3000万人のSHOWチャンネル」の番組内で沼津港深海水族館が紹介される。
シーラカンスってどんな魚
古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に栄えた。
約6500万年前（中生代白亜紀末）の大量絶滅を境にほとんど全ての種が絶滅した。
以降、化石も発見されず、シーラカンスの仲間へ全て絶滅したものと考えられていた。
1938年にシーラカンスの存在が確認され、世界を驚かせた。
冷凍保存されたシーラカンス-深海水族館
化石種と現生種の間で形態的な差異がほとんど見られないことなどから、3億5000万年前から変わらない「生きている化石」ともいわれる。
- 骨格は脊柱をふくめほとんど軟骨でできている。
- 肋骨がない。
- 浮き袋には空気ではなく脂肪が満たされている。
等やはり変わった魚だ。
シーラカンスの生息地
アフリカ（南アフリカ、コモロ諸島、タンザニア）ではラティメリア・カルムナエ (Latimeria chalumnae) が、インドネシアでラティメリア・メナドエンシス (Latimeria menadoensis)が見つかっている。
シーラカンスのはく製-深海水族館
シーラカンスの名前の由来
シーラカンスは学名を「ラティメリア・カルムナエ（Latimeria chalumnae）」という。
ラティメリアは発見者のラティマー女史の名前から。
カルムナエは、シーラカンスを釣り上げた場所から名前が付けられている。
名づけ親は、ラティマー女史が手紙でシーラカンスについて相談したスミス博士。
「食えない魚」から「幸せを呼ぶ魚」へ
コモロ諸島でのシーラカンスの呼び名は「ゴンベッサ」。
「食えない魚」、「使えない魚」という意味。
釣り上げてもおいしくないし（歯ブラシのような食感と味だとか）、食べるわけにはいかないので、捨てていたらしい。
［幸せを呼ぶ魚シーラカンス-深海水族館］
が、学会で「生きた化石」と認められてから、シーラカンスを釣り上げると、高く買ってもらえるということから「幸せを呼ぶ魚」という意味で使われるようなった。
シーラカンスはなぜ生き残れたのか？
シーラカンスの仲間は２６に分類され、淡水の川や湖・海などで生息していたらしい。
現在も生きた状態で確認されているのは、ラティメリアだけ。
淡水の川などに住んでいたとされる他のシーラカンスはすべて絶滅
シーラカンスの模型-深海水族館
し、化石でしか見つかっていない。
では、深海は安定した環境下で、進化が必要なかったため生き延びることができた。
といわれている。
生きた化石シーラカンスにあえる沼津港深海水族館シーラカンスミュージアムへのアクセス
住所：〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号：055-954-0606/FAX：055-954-0607
通常営業時間： 10:00〜18:00
夏期・冬期・繁忙期により変更あり。
休館日：年中無休（1月メンテナンス休業あり）※2019年は1月15～18日
入場料金：大人1600円、小中学生800円、4歳以上小学生未満400円。
高齢者・障害者割引あり。
年間パスポートあり。
駐車場：専用駐車場なし、近隣の駐車場200円/1時間。
コモロで、シーラカンスが海中で泳ぐ姿をとらえた遊泳映像も放映中。
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