東山魁夷という画家がいる。
東山魁夷の作品の中で「緑響く」と「白馬の森」が好きだ。
いずれもモチーフは1頭の空想の馬。
長野県とゆかりが深く、長野県善光寺近くの長野県立美術館には東山魁夷の作品を常設展示している東山魁夷館がある。
東山魁夷館
東山魁夷館は、長野県立美術館のなかにある。
善光寺からも近くて歩いていける距離。
季節に応じて、東山魁夷の作品を入れ替えて展示している。
2022年2月10日(木)~ 2022年4月12日(火)までは、コレクション展 第Ⅵ期として
信州の冬景をあたたかな眼差しで描いた《静晨》《霧氷の譜》、連作「大和春秋」のスケッチ、習作18点と本制作《秋思》など古都奈良の美しい自然の風景を描いた名品を一堂に展示いたします。
とのこと。
休館日:水曜日
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般700円、大学生及び75歳以上500円(本館コレクション展を含む)
〒380-0801 長野県長野市箱清水1-4-4
東山魁夷館を含む長野県立美術館は、美術館周囲も素晴らしくて、広い敷地の中で、天気の良い日はボーとするのも楽しい。
美術館の中から、外を眺めるのもいい。
割と駐車場が開いていることが多いので、これからの季節、美術館に行って、車を置いて、桜を眺めながら歩いて善光寺まで。
なんてのも乙だと思う。
「緑響く」
「緑響く」は東山魁夷の代表作の一つ。
長野県茅野市の御射鹿池(みしゃかいけ)がこの「緑響く」のモデルとなった池。
御射鹿池(みしゃかいけ)は、農業用のため池としてつくられた。
酸性が強く、生き物が棲息することができない。
だから、魚もいない。
池の中には、酸性を好むこけしかいないそうだ。
上が東山魁夷の「緑響く」。
したが、御射鹿池(みしゃかいけ)。
御射鹿池(みしゃかいけ)所在地: 長野県茅野市豊平
「白馬の森」
「白馬の森」は一番好きな作品。
富士山五合目を題材に描かれた。
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透明感のある青い色と白い馬が、ここをの中に何かを訴えてくる感じがする。
東山魁夷にとっての白い馬
「緑響く」「白馬の森」双方、白い馬が出てくる。
が、これは実際に馬がいるわけではなく、
「白馬は画業の旅を続ける私の分身なのかもしれない。しかし、解釈は見る者の自由である。心の奥の森は誰も窺い知ることはできないのだから」
と魁夷自身が語っていたそうだ。
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