以前「上越市立水族博物館で初めに目を引くのが「シロイルカ」だと思う。」というこのページで書いた。
が、現在、上越市立水族館ではシロイルカがいない。
2頭いたシロイルカは、2020年に2頭とも亡くなってしまった。
シロイルカはでかい
他のイルカと比べてシロイルカは「でかい」というのが第一印象。
上越市立水族館の3階・2階から見ることができて、3階の水槽は水面に近く、2階は水中でのシロイルカたちの様子を眺めることができた。
シロイルカとは
シロイルカは別名ベルーガ・シロクジラともいう。
北極海、ベーリング海北部、オホーツク海、クック湾、セントローレンス湾に生息し、ロシアなどの川を遡上したり、日本近郊でも見られることがある。
最大体長オス5.5メートル、メス4メートル。
体重オス1,300キログラム、メス600キログラム。体色は白い。別名ベルーガはロシア語で「白い」の意がある語に由来する。
成体の体長でおよそ4mをクジラとイルカの境界と考えることが多いから、名前は「イルカ」でも、どっちかというと「クジラ」といった感じ。
貝などを食べているらしい。

[シロイルカ-3階から見るとこんな感じ2-上越市立水族博物館.]
ちなみに、ジャンプとかは苦手らしい。
どうも、人間が好きなのか、好奇心が旺盛なのか、しきりに、水槽を見ている人間にアピールしていた。
上越水族館シロイルカ連続死の原因
2頭いたシロイルカは、2020年に2頭とも亡くなった。
ちなみに、バンドウイルカも2018年に1頭、2019年1頭死亡している。

「リニューアル後2年間でイルカの死が相次いで起こった」んだ。
上越市立水族館は2017年(平成29年)5月14日から2018年(平成30年)5月まで、老朽化した設備のリニューアルのため、休館していた。
その間、シロイルカたちは横浜八景島に預けれられていた。
シロイルカを含むイルカたちが連続で亡くなったのはリニューアルオープン後の2018年から2020年までの2年間。
市が調査したところ、原因としては
・八景島では一定の水温で飼育されていたが、上越市立水族館では野外に開放したプール構造であった。
・プールに隣接して設置されている浄水・循環装置の振動の影響の可能性。
・結果的に建築設計の段階で日本海側の気候風土について見識のある者が関われなかったことが、イルカのストレスを増強させた。
・シロイルカの場合は、2頭のうち1頭が死亡したことが残された1頭のシロイルカのストレスを増大させた可能性がある。
というような指摘がされた。

シロイルカ、愛嬌があって、かわいかったのにねえ。

本当に、いろいろな意味でかわいそうなことだったし、残念なことだよね。
シロイルカのいる水族館
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