新潟県十日町市の十日町情報館へいってきた。
ここにあるのが映画図書館戦争に使用された「図書館の自由に関する宣言」のパネル。
「図書館の自由に関する宣言」
図書館の自由に関する宣言(としょかんのじゆうにかんするせんげん)は、日本図書館協会の綱領である。
図書館の自由に関する宣言(抄)
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。
この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
第1 図書館は資料収集の自由を有する。
第2 図書館は資料提供の自由を有する。
第3 図書館は利用者の秘密を守る。
第4 図書館はすべての検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
図書館の自由に関する宣言、図書館戦争の創作かと思ったが、公益社団法人日本図書館協会HPにもちゃんと明記されているもの。
図書館戦争の原作者、有川浩がこの宣言を知って、そこから図書館戦争を執筆したとか。
なぜ十日町情報館に「図書館の自由に関する宣言」のパネル?
ところで、なぜ十日町情報館に映画図書館戦争の「図書館の自由に関する宣言」のパネルがあるのか?
図書館戦争とは?
『図書館戦争』(としょかんせんそう)は、有川浩の小説。図書館戦争 [ 有川浩 ]
岡田准一・榮倉奈々主演で映画版が2013年4月27日・2015年10月10日に公開された。
あらすじとしては、
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を規制するための「メディア良化法」が制定され、不適切とされたあらゆる創作物は、その執行機関である良化特務機関(メディア良化隊)による検閲・武力行使を受けていた。
実質的検閲の強行に対し、図書館法に則る公共図書館は、「図書館の自由に関する宣言」を元に「図書館の自由法」を制定。
その役割と本の自由を守るべく、図書館は自主防衛の道へと突き進んだ。
図書隊は激化する検閲やその賛同団体の襲撃によって防衛力を増す。
それに伴い、拡大解釈的に良化法を運用し権勢を強めるメディア良化委員会との対立は、激化の一途をたどっていった。
十日町情報館・図書館戦争のロケ地となる
映画図書館戦争のロケ地となった図書館はいくつもある。
その中で十日町情報館は、一作目・二作目と主人公たちの所属する関東図書隊武蔵野第一図書館の1階、2階のロケ地になっている。
このため、映画図書館戦争のロケ地記念として、「図書館の自由に関する宣言」のパネルが寄贈されたわけ。
「図書館の自由に関する宣言」のパネルは、十日町情報館1階にあるので、機会があったら、どうぞご覧ください。
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